「終活のススメ」人生の締めくくりを早めに考えるメリット

あっという間に今年も終わりが近づいてまいりました。
11月にも関わらず寒暖の差が激しい日々ですが、皆様はお元気でしょうか。

月日は流れるのが早く、気がつけば私たちも歳を重ねています。
最近では「終活」という言葉が浸透し、自治体や郵便局などが支援サービスを提供しています。
今回の記事では自分の体が動かなくなる前に終活を行うメリットや、具体的な活動について簡単に解説していきます。
終活を始めるオススメの時期や進め方についても合わせてご説明いたします。

終活とは「人生の終わりについて考える活動」を指します。
言葉だけを見ると死に向き合うネガティブなものと捉えられがちですが、実際には前向きな活動が多いです。
遺産相続や葬儀など、自分が亡くなった後に家族に迷惑を掛けないように行う面もありますが、郵便局や銀行などの大手企業でも「終活」は、人生の後半戦を楽しみ、振り返るための前向きな活動と紹介されています。

自分の意思を持って取り組むからこそ、意志を尊重する終活は最後まで自分らしく在りたいと望む人にとって非常に重要です。

終活を行うことには様々なメリットがあります。

まず第一に、質の高い生活を追求することができます。
人生の終着点を見定め、それを実現するための計画を練ることで最後の瞬間まで充実した人生を送ることができるでしょう。

第二に、家族への負担を大きく軽減する事ができます。
葬儀の手配やお墓の準備など、準備をしていないまま亡くなると、残された家族は戸惑いや金銭的な負担に直面することになります。しかし、亡くなった後の段取りを事前に組んでおくことで家族は用意された計画に基づいて動くことができます。身内を失った家族が悲しみに暮れつつも、最後に貴方の思いを感じられる行事を用意することができるのは終活ならではのメリットです。

第三に、思いを引き継ぐことが出来ます。
終活では手紙やアルバム整理など、自分が生きてきた証を残す活動が一般的です。これまで生きてきた中での様々な思い出を自身で振り返ることも出来ますし、様々な思い出を振り返りそれを家族に残すことができます。お子様やお孫様が貴方の作成した手紙やアルバムを読むことで、亡くなった後も思いを共有することができるでしょう。

終活をはじめる時期は、いつでも可能です。
早い人では30代から終活について考え、長期的な計画を立てて人生の締めを見定めています。
これは少数派かもしれませんが、現代では終活が前向きに捉えられています。
30代では早すぎると感じる方もいるかもしれませんが、終活を意識しやすいタイミングとしてよく挙げられるのは

・定年を迎えた後
・配偶者や近しい人が亡くなった
・大病を患う


などがあります。
もちろん、ふと思い立った時に始めても問題ありません。

定年後に時間が出来て終活を意識される方や配偶者が亡くなり思い出をまとめたいと考える方、病気にかかって人生の終わりを見つめ直し終活を始めるといった流れの方もいらっしゃいます。どのようなタイミングで始めてもそれは間違いではありません。過去を見つめ直し、未来に残すために終活は行われています。

終活にはいくつか具体的な活動があります。

・身の回りの整理
・葬儀やお墓の準備をしておく
・エンディングノート/アルバムの作成


他にも遺言状など相続関連の活動がありますが、今回は上記3点の内容について説明します。

■身の回りの整理

思い出の品や趣味のものなど、様々なものが残っているでしょうが、それが必要なのか不要なのかは自分しか分かりません。
長い月日を重ねて蓄積された物は処分するのも時間が掛かります。
終活を始めるにあたり、生前から必要なものと不要なものを整理しておくことで亡くなった後の遺品整理がスムーズに行えます。

■葬儀やお墓の準備

葬儀費用の準備や葬儀の手順・しきたりに戸惑うことはよくあります。
どの規模で、どれだけの人を呼ぶか、誰が葬儀を取り仕切るかなど突然亡くなってしまった場合、家族への負担が大きくなります。お墓についても同様で、誰がお墓を継承するかなど代々の親族にも影響しますので生前にこれらの準備をしておくことは、費用や負担の面でも大きな助けとなります。

■エンディングノート/アルバムの作成

エンディングノートとは、自分の最期に関わる様々な事柄をまとめた文書です。
遺言書とは異なり、感謝の気持ちやメッセージ、遺族への最後のアドバイスなど亡くなった後や意思疎通が難しくなった時に家族へ残す人生を締めくくる大切なノートです。

アルバムについては、現在も所有されているかもしれませんが個人的に残したい写真や不要な写真もあるでしょう。多くの写真を撮り、アルバムに残してきた人にとっては、写真は人生の軌跡と言えます。大切な過去の写真と、終活に向けて新しく写真を撮影し一つのアルバムにまとめることが最近の流行であり、よく行われています。

終活の手順は自由に行えますが、何から始めるか迷うこともあります。
遺産の相続や保険の問題なども絡むこともあるでしょう。

以下は一例として、終活の手順についてシンプルに示していますので、参考にしていただければ幸いです。

①身の回りの整理
(遺品整理の手間軽減のため)

②医療や介護の希望をまとめる
(かかりつけ医や保険証などの在所を整理)

③エンディングノートやアルバム整理
(自身や残された家族との思い出作り・近しい人への最後のメッセージ)

④お墓や葬儀の手配
(亡くなった直後の家族への負担軽減)

⑤遺言書・保険の整理
(相続のトラブルをなくす)

終活を気軽に行える時代ですが、何から手を付けるか迷うこともあります。
しかし、終活は自分と家族への贈り物と考え、動き始めると前向きに進めることができるでしょう。

フォトスタジオメープルは、兵庫県明石市や神戸市を中心に冠婚葬祭の撮影やアルバム整理など、お手伝いさせていただきます。
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